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跡部景吾

*貴女は跡部(大学生)の年上社会人彼女
※○○には、貴女の名前を入れてください。

≪多忙な中ようやく都合をつけたにもかかわらず、突然の残業で仕方なく跡部と約束していた遊園地デートをキャンセルした貴女。20時15分過ぎ、ようやく仕事が終わり会社を出た貴女は腕時計をちらりと見て溜息を吐く。しかし、貴女が駅への道を歩き始めるや否やスポーツカーが横付けされたかと思うと、助手席の窓が開き≫







おい、○○、乗れ。







何ボサッと突っ立ってんだよ、乗らねえと置いて行くぜ?






≪運転席に座るのは彼の姿。そう怒鳴られ、ワケがわからないまま助手席に乗り込む貴女。彼は腕時計を見遣ると≫







20時20分か…

首都高ぶっ飛ばしたらギリギリだな。







…あん?何でもねえよ、急ぐからしっかりつかまってろよ。







≪それ以降、貴女が何を聞いても彼は何も答えず、ハンドルを操るばかりで≫













≪数十分後、着いたのはデートの約束をしていた遊園地の駐車場。彼は少し荒っぽく車を止めると≫







おい、走るぞ。







≪貴女の手を取り、入場ゲートも顔パスですり抜ける。走って走って貴女のヒールが何度か脱げそうになりながらもメインストリートまで来ると、二人の真正面には花火が最高潮を迎えんとばかりに打ちあがっていて≫







間に合ったな─…







あん?これ、見たかったんだろうが。







≪貴女は息を切らせながら、もしかしてずっと仕事が終わるの待っててくれたの…?景吾だって忙しいのに…、と彼を見上げると≫







バーカ。見くびんじゃねえよ。

俺も暇じゃねえが、お前ほど要領悪くねえからな。







-…これくらいの時間くらい作ってやることくらい、ワケねえんだよ。










≪彼の照れ隠しの言葉が嬉しくて、でも彼にもう負担をかけたくなくて、貴女がこの間ずっと悩み抜いて辿りついた別れ話を切り出すと≫







アーン?

─…別れたい、だと?







ハッ、何を言い出すかと思えば。バカも休み休み言うんだな。







≪でも、これじゃ景吾だけが大変で…、と言葉を詰まらせると、彼は呆れたような顔をして≫







─…おい、まだわかんねえのか?俺の言いたいことが。







え、じゃねえよ。

学生と社会人とじゃ時間が合わねえことくらい、改めて言われるまでもねえっつってんだ。







いいか?ンなことは百も承知で、こっちは付き合ってんだよ。




それでも○○がいいから、こうやって一緒にいんだろうが。
















そりゃ、本音はな、こうやって会えるのが一番嬉しいぜ?







けど、会える時間でお前の気持ちを量ったりしねえよ。




大事なのは、○○と会える僅かな時間を、どうやって過ごすかだろ?違うか?










─…だから、勝手に一人で悩むんじゃねえよ。










つーか、お前はどうなんだよ?

仕事で会えないからっつって、俺のことを嫌いになったのか?







≪とんでもないという風に首を横に振る貴女≫







ふん。なら、何の問題もねえはずだ。

─…それに。







≪彼の言葉の先を問うように首を傾げる≫







俺もいずれは親父の跡を継がねえとなんねえからな。







親父や…お前もそうだが、責務を負ってビジネスに打ち込む奴らにとって、それがどんだけ大事か…、お前が想像しているよりは理解ってるつもりだぜ?







≪貴女の頭を優しくポンポンと撫で≫







ハン。俺は、恋人に心置きなく好きな仕事もさせてやれねえような、ンな器の小せえ男じゃねえんだよ、バーカ。







ったく…













だから、心配して別れたいとか─…

もう言うんじゃねえぞ。







-…わかったな?







管理人★朝水

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